これからタイで不動産投資をするとなるとどのくらいの利回りを得られるのかが気になるものです。日本よりも高い利回りを実現できるならば、タイで不動産投資をする価値があります。それではタイで行う不動産投資の利回りについて解説しましょう。
1.タイの不動産投資の平均利回りは5%程度
現在、アジアでは不動産投資の利回りが高くなっていることがよく話題になります。特に東南アジアは経済成長が著しく、不動産需要も高まっていることから、利回りも上がっているのです。このような状況の中でタイも堅実に経済成長を続けているため、平均利回りは5%程度を記録しています。
インドネシアやフィリピンなどと比較するとタイの平均利回りは低いのですが、それでも日本や香港などと比べると高い利回りです。日本の平均利回りは2.7%程度となっているため、それと比べるとタイはかなり利回りが高いといえます。日本で不動産投資をするよりも大きなチャンスがあるのです。
2.タイの不動産投資の利回りは今後も安定する
タイはASEANにおいて屈指の工業国として知られています。工業化が進んでいて、さまざまなメーカーが進出しているのです。たとえば、自動車に関してはタイがASEANで最も多くの自動車を世界中に輸出しています。トヨタや本田技研、日産といった日本の有名な自動車メーカーもタイに進出しているのです。工業国としてタイは経済成長を続けています。
経済発展を続けているタイでは中間所得層が厚みを増しているのが特徴です。そのため、今後も住宅需要の拡大を期待できます。外国人だけではなくタイ人も不動産に関心を抱いていて、今後はタイで不動産市場が拡大していくと予想できるのです。実際にタイでは堅実に不動産価格が上昇しています。
タイはASEANにおいて重要な国となっていて、産業や物流のハブ地として注目されています。今後は工業国としてより重要な存在となり、外国企業の誘致や投資もますます加速していくでしょう。それに伴ってタイの国民所得が拡大し、外国人駐在員も増えることによって、タイの不動産の取引が活発になり、利回りも安定すると考えられるのです。
3.タイで利回りの高いおすすめエリア
これからタイで不動産投資をする際にどのエリアであれば高い利回りを期待できるのか、おすすめエリアを紹介しましょう。
3-1.バンコク
バンコクはタイの中心的な都市であり、今後もますます発展していくことが予想できます。常に不動産需要の高いエリアであり、一番おすすめできるエリアです。バンコクには高層ビルが立ち並んでいて摩天楼を形成しています。大型の商業施設が集まっていて、鉄道網も発達している場所です。1,500万人もの人たちが生活していて、グローバル企業も多数集まっており、東南アジアの中では日本人が最も多く住む都市でもあります。
バンコクの中でもスクンビット地区は日本人居住区として多くの日本人が住んでいるエリアです。日本人への需要を狙って不動産投資をすることで高い利回りを得られるでしょう。
シーロム周辺は経済と観光の中心地のため、高い不動産需要を期待できます。他にもサイアム周辺やアソーク地区、プラカノン地区などがおすすめです。
3-2.パタヤビーチ
あまり日本人に知られていないパタヤビーチも不動産投資におすすめのエリアです。バンコクからは車で2時間ほど離れていて、外国人滞在者から人気を集めています。もともとは欧米でリタイヤした世代から人気を集めていて、最近では中国やロシアからの長期滞在者も多く訪れているエリアです。2024年には高速鉄道が開通してアクセスしやすくなるため、今のうちに不動産を取得していくと良いでしょう。
4.まとめ
タイは経済成長を続けていて外国からも注目されている国です。今後も高い利回りを安定して実現することが期待できるため、不動産の投資先としておすすめできます。