タイ移住を考える流人が増えています。手頃な住まいとしてマンションやコンドミニアムなどの集合住宅が人気を集める一方で、のんびり暮らせる一軒家を希望する人も少なくありません。日本国内では賃貸で借りられる一軒家も多いですが、タイでは賃貸の一軒家は多いのでしょうか。また、一軒家を賃貸で借りる上で注意しなければいけないことはあるのでしょうか。
タイに賃貸の一軒家はあるのか
タイに賃貸の一軒家はあるのでしょうか。タイの不動産市場を見てみると賃貸で借りられる一軒家物件もそれなりの数が確認できます。中心部や再開発築にはマンションやコンドミニアムなど集合住宅の物件が多いものの一軒家も探せば見つかります。
少し郊外に範囲を広げると一軒家の賃貸も増えてきます。バンコク中心部まで公共交通機関で30分ほどのエリアなら割安な一軒家の賃貸物件も多く、実際に一軒家を借りて暮らしている外国人も少なくありません。
集合住宅よりも一軒家がいいという方も探すのに多少手間と時間はかかりますが候補となる魅力的な物件はいくつもあるので頑張って探してください。
賃貸の一軒家では水道光熱費を支払う必要あり
タイでは賃貸で借りられる一軒家も多いですが、同じ賃貸物件でもコンドミニアムなどの集合住宅とは少々事情が異なるので注意が必要です。
タイの集合住宅の賃貸はほとんどが水道屋光熱費が家賃に含まれています。一部の高級コンドミニアムなどでは別途管理費の負担が必要なこともありますが、基本的には提示される家賃は水道光熱費が含まれた金額です。それに対し、一軒家の賃貸では水道光熱費は入居者負担が基本です。集合住宅とは違い電気料金や水道光熱費は入居者に直接請求されます。契約については入居時に同時に手続きされることが多いので個別に開通手続きなどをする必要はありませんが、集合住宅の感覚で電気や水道を好きなだけ使っていると思わぬ高額を請求される可能性があるので注意が必要です。
賃貸の一軒家は基本タイ人向けが多い
賃貸の一軒家物件の殆どは現地の対人向けです。外国人でも入居できる一軒家は多いですが、コンドミニアムなど外国人の入居を想定している物件とは間取りもサービスも全く違うので注意してください。
水回りなどもタイの人向けに設計されているので日本人には違和感を覚えることも多く、間取りも必ずしも日本人に便利というわけではありません。わかった上で入居すれば何の問題もありませんが、充実したサービスが売りのコンドミニアムと同じ気持でいると思わぬところで不便を感じるあ可能性があるので注意してください。
特に注意が必要なのが近隣住民との関係です。現地のタイ人と日本人とでは基本的な生活慣習について感覚が全く違います。特に騒音については感覚のズレが大きく、場合によっては深刻なトラブルのタネになりかねません。
タイにも外国人が賃貸で借りられる一軒家はたくさんありますが、メンテナンスやセキュリティなど基本的なサービスは外国人を想定していないので充実した環境を期待する人にはオススメできません。タイの文化を尊重する気持ちが賃貸の一軒家暮らしを快適にするコツです。